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佐藤・廣島研 素粒子・宇宙物理研究室

セミナー情報


概要

高次元理論において、余剰次元方向の境界条件は低エネルギー4次元有効理論の振る舞いを決定づける重要な要素である。特にオービフォールド余剰次元空間をもつ高次元ゲージ理論では、境界条件の選び方によってゲージ対称性の破れ方が変化する。一般に境界条件には任意性があり無数の選択肢が存在するが、その一部はゲージ変換によって互いに結びつき、物理的に等価なクラス(同値類)を形成する。

本講演では、まず余剰次元模型において境界条件が果たす役割を概説する。次に「トレース保存則」に基づくことで境界条件を体系的に分類できることを紹介する。本講演は2404.19411[hep-th]および2501.05849[hep-th]に基づいており、扱うのは1次元または2次元のオービフォールド¬で、ゲージ群はSU(N)またはSO(N)とする。